中国国内のプラスチック価格が大幅に下がり

1、ギリシャが、ヨーロッパなどから求められている財政緊縮策を受け入れるかどうかを問う為、現地時間の5日に国民投票を行いました。投票結果によると、反対が61.31%、賛成が38.69%で、反対票が賛成票を大きく上回りました。投票で反対票が勝ったということは、ギリシャがユーロ圏離脱 2、ギリシャ投票結果の影響で、翌日原油価格が8%ぐらい下がりました。ギリシャ投票が国際支援を否定したことにより、ユーロ圏の経済だけでなく、原油までも大きな影響を与えています。今回の債権危機がヨーロッパのエネルギーニーズにも影響を及ぼすではないかと予測されています。 3、中国国内の株市場ですが、上昇傾向が続いていた上海総合株価指数は特に今年の3月以来、過去7年で最高となる値を連続して記録し、1日当たりの取引額も歴史的な数字になっています。6月中旬ごろ、この狂乱的な株価上昇はついに終わりを迎えました。それ以来、失われた株式総額は総額1兆5000億人民元(30兆円)。この金額はギリシャ借金の6倍にあたります。その為、中国は金融危機になるではないかという心配に陥って、中小企業へも相当な影響がでています。 4、中国国内断熱材による火災が連発の為、政府が断熱材業界への検査が厳しくなり、現在一時的に断熱材を取り締まることになっています。専門業者の話によると、半年間内に断熱材業界が回復する見込みがないそうです。 以上の事件により、現在中国国内のプラスチック業界も影響を受けて、工場が閉められたり、価格が大幅に下がったり等の状況です。中国国内経済不景気の他に、断熱材業界が取り締まられた為、発泡スチロールインゴットが供給過剰で、仕入先がなかなか見つからない状況になっています。中国国内で発泡スチロールインゴットがすでに1000元以上値下げし、これからの行方がなかなかはっきり見えません。当社の仕入れも慎重に行い、暫く相場の様子を見てから、仕入れ価格を決めることにしました。